事件を報道する立場にある記者が放火事件を起こしたことは衝撃ではあったものの、そのこと自体を、組織であるNHKのせいにしてしまうのはどうかと思います。
「記者の教育がなっていない」といっても、もう24才であるし、放火が重罪であることは百も承知でしょう。
また、仕事上の悩みがあったとも言われていますが、やはりそのような重大犯罪を(しかも、繰り返し)犯したのは、本人の問題であると思います。
しかし、この記者が5月に事情聴取を受けた後のNHKの対応は、確かに問題です。
聴取から半年、捜査見守ったとNHK…放火未遂事件
goo ニュース より
「病気の治療に専念してもらった」「捜査の進展を見守った」。NHKの大津放送局記者が放火未遂容疑で逮捕されたことを受け、6日会見した橋本元一会長らNHK経営陣。「あってはならないこと」と、沈痛な表情で頭を下げた橋本会長だが、笠松裕史容疑者(24)が警察の事情聴取を受けたことを把握していながら、犯行を裏付ける独自取材や内部調査には慎重だったことを明らかにした。
他には厳しく身内には甘くというこの態度は、あらためられるべきであると思います。