マスコミによる人権侵害は絶えません。
そこで、放送番組による人権侵害を救済するために、NHKと民放とによって設立された「
放送と人権等権利に関する委員会」(BRC)という第三者機関があります。
裁判となるとかなりの時間とお金がかかり、一般の人にとってはなかなか踏み切れないと思います。それに、勝訴になっても、日本では賠償金がけして高いとは言えません。
だから、このような機関があることは、ありがたいですね。
<放送・人権委>MBSニュースに「放送倫理違反」と見解
Excite エキサイト : 社会ニュース
「放送と人権等権利に関する委員会」(BRC・飽戸弘委員長)は18日、兵庫県内の元たこ焼き屋台店主を隠し撮りするなどして放送した毎日放送(MBS・大阪市)のニュース番組について「放送倫理違反があった」との見解を出した。
この番組は、5月9日に大阪など関西地方2府4県で放送された「VOICE」。喫茶店入り口付近で営業していたたこ焼き屋台の元店主を取り上げ、「違法駐車で通報されたことに怒り、喫茶店に嫌がらせをして閉店に追い込んだ」などと報じた。元店主は「直接取材はなく、客を装って訪れた番組スタッフに誘導的な会話を録音、盗撮され、人権を侵害された」と主張。MBSは「隠し撮りしか本音を伝えることはできず、あえて言い分を取り上げる必要はない」と反論していた。
こういった不正な取材の仕方はいうまでもなく、「隠し撮りしか本音を伝えることはできず、あえて言い分を取り上げる必要はない」という毎日放送の開き直りには、開いた口がふさがりません。
メディアの皆さん、お願いだから、取材される側の気持ちになってもらえませんか。