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「人生はチェスに似ている。 自分の手中にあるものはチャンスではなく、駒の進め方だ」-テレンティウス
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「死を招く女」で文春、敗訴
 昨日(19日)は、新潮社が二件の裁判で敗訴したニュースがありましたが、今日は新潮に続いて、文春も名誉毀損で敗訴しました。

 新潮、文藝春秋と言えば、有名な文学賞をいくつも主催しているのに、そのかたわら、このようなスキャンダル誌を発行して品位を落としているのは残念です。



<名誉棄損>文芸春秋に賠償命令 「死を招く女」記事で
Excite エキサイト : 社会ニュース より

  「死を招く女」との表題で週刊文春に報じられた元旅館経営、関佐代子被告(53)=詐欺罪に問われ静岡地裁で公判中=が、記事で名誉を傷つけられたとして、発行元の文芸春秋に1億1000万円の損害賠償などを求めた訴訟の判決が20日、東京地裁であった。宇田川基裁判長は「記事は事実とは認められず、真実と信じる相当の理由があったとも認められない」と述べ、文春側に770万円の支払いを命じた。
 宇田川裁判長は「関被告に金の返済を求めている者などから同誌は取材したが、聞き取り内容は誇張や憶測が含まれていると推認され、客観的な裏付け資料を得た様子もない。興味本位で、取材も安易」と指摘した。

 これに対して、文芸春秋社のコメントは「強制捜査権もない記者に、刑事事件の捜査におけるがごとき裏付け証拠を求めるなど、(文春が)和解をけったことへの『見せしめ判決』としか思えない。まるで調査報道への自殺勧告だ」。

 何だか、裏付けがなくても報道するのが当たり前、と開き直っているようですね。こういった取材態度のせいで苦しむ相手の立場になって考えたことはあるのでしょうか。

 そもそも、裏付けを取ろうとしないのを、「調査報道」と呼べるのでしょうか・・・ね?
by angelblog | 2005-10-20 21:36 | マスコミ
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