<総務省>「やらせ放送」でフジに厳重注意
Excite エキサイト : 社会ニュース より
総務省は5日、フジテレビジョンに対し、昨年3月から今年4月に計3回、朝の情報番組「めざましテレビ」内で、事実でない内容を放送したとして、厳重注意するとともに、再発防止に向けた体制づくりを求める行政指導を行った。放送法第3条(報道は事実はまげない)に抵触するとして省内で村上光一社長に文書で指導した。
総務省のサイトには、この件に関する報道資料が載っています。原文から引用します。
番組問題への対応
総務省 報道資料 より
総務省は、本日、株式会社フジテレビジョンが真実でない放送を行ったと認められる事例3件について、言論報道機関である放送事業者に対する国民の信頼を著しく損なったことは、放送の公共性とその社会的責任にかんがみ、誠に遺憾であることから、同社に対し、今後このようなことがないよう厳重に注意するとともに、放送法及び番組基準等の遵守・徹底等再発防止に向けた体制の確立を強く要請しました。
今回、フジテレビの報道が抵触したというのは、放送法第3条の2第1項第3号です。次のように書かれています。
(国内放送の放送番組の編集等)
第三条の二 放送事業者は、国内放送の放送番組の編集に当たつては、次の各号の定めるところによらなければならない。
一 公安及び善良な風俗を害しないこと。
二 政治的に公平であること。
三 報道は事実をまげないですること。
四 意見が対立している問題については、できるだけ多くの角度から論点を明らかにすること。
それにしても、ヤラセって、ほとんどの娯楽番組でやっているでしょうね。
私の知人も、タレント事務所に所属していたのですが、仕事でヤラセを何度かしたそうです。もちろん、「演技」としてですが。そこまでやりたいならば、いっそのこと、「これは演技です」とかいうテロップを画面に流してくれたら、正直で良いのに。
「この映像はフィクションであり、実在の団体・個人や事実とは一切関係ありません」とかね。